「卵を同じカゴに盛るな」という格言があります。いくら有望な銘柄でも、そこに全財産をつぎこんでは、スッカラカンになってしまうかも……。「分散投資」こそが「投資の王道」といえるでしょう。
そこで便利なのが「投資信託」。
これは多数の投資家から集めた資金を、専門の運用者が株式、債券、短期金融市場の商品などで一括して運用し、得た利益を投資額に応じて投資家に還元するという仕組みです。
商品によっては1万円からでも投資OK。銘柄選びの手間いらずなので投資ビギナーにも最適です。
投資信託は、組み合わせる商品によって、リスクやリターンが異なります。一般的にいって、株式メインで組んだ投資信託ほど、ハイリスク・ハイリターンといえます。
また、同じ株式型でも、世界各国の株式に投資する商品が現在人気。なかでも注目なのは新興国である、
「インド株型やロシア・東欧株型、中国株型」
など。中国株は個別銘柄も買えますが、銘柄選びが難しいためビギナーは投信から始めるのもよいでしょう。
経済の急成長が期待できるインド株型、ロシア・東欧株型も人気ですが、値動きが激しくリスクは小さくありません。まずは少額から始めるのがよいでしょう。
投資信託の手数料は「2種類」。
購入時に購入代金に対してかかる『販売手数料』、ファンドの運営に際し、毎年・毎月かかる『信託報酬』
があります。手数料、信託報酬は商品によって大きく異なるため、注意が必要です。
投資信託の仲間としては、「REIT」、「ETF」があります。
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